太刀魚釣りの夜釣りで、ケミホタルを付けるべきか迷っていませんか。色やサイズの種類が多く、どれを選べばいいかわからない方も多いはずです。
この記事では、太刀魚釣りにケミホタルが必要な理由から、色やサイズの種類、効果的な使い方まで詳しく解説します。
- 太刀魚釣りにケミホタルが必要な理由
- 太刀魚釣りで使うケミホタルの色の種類
- 太刀魚釣りで使うケミホタルのサイズ
- 太刀魚釣りでケミホタルを使う際に気をつけたいポイント
太刀魚釣りにケミホタルが必要な理由

太刀魚は夜行性で光に強く反応する魚です。ケミホタルを使えば集魚効果・エサの視認性向上・仕掛け位置の把握と、3つのメリットが得られます。
ここでは、なぜケミホタルが太刀魚釣りに欠かせないのかを詳しく見ていきましょう。
太刀魚は光に反応して寄ってくる習性がある
太刀魚は夜行性の魚で、日没前後から夜明けにかけて中層から表層へ浮上し、エサを活発に捕食します。そして、光るものに強く反応する習性を持っています。
漁業の世界でもタチウオ漁に集魚灯が古くから使われており、光で太刀魚を寄せるのは実績のある手法です。
太刀魚だけでなく、エサとなるイワシやアジなどの小魚も光に集まる習性があります。小魚の群れが寄ることで、間接的に太刀魚も集まりやすくなるわけです。
ケミホタルは折り曲げるだけで2つの化学物質が混ざり合い発光する仕組みです。電池不要で手軽に使える集魚アイテムとして、太刀魚釣りに広く普及しています。
暗い海中でエサやルアーの視認性を高められる
太刀魚釣りは夕方から夜が狙い目です。海中の視界が極端に悪くなるため、エサやルアーが太刀魚の目に入りにくくなります。
ケミホタルを仕掛けに付ければ、エサ・ルアー周辺が照らされ、太刀魚へのアピール力が大幅に向上します。実際の釣り場では、暗くなるとワインドのような速い動きの釣りではアタリが遠のくのに対し、ケミホタル装着の引き釣りでは釣れ続けるという現象が報告されています。
「ケミホタルなしでも釣れた」という声もあります。しかし、それは月明かりが十分で海水の透明度が高く、波が穏やかで常夜灯があるなど、条件が限られた場合がほとんどです。
夜間でも仕掛けの位置を目視で把握できる
夜の釣り場では、仕掛けがどこに飛んだか、今どの位置にあるかが見えにくくなります。ケミホタルの光があれば仕掛けの位置が一目でわかり、隣の釣り人との仕掛け絡み(オマツリ)防止にも役立ちます。
仕掛けの位置を把握できると、太刀魚がどの層(タナ)で食ってくるかの判断材料にもなります。タナ調整がしやすくなるのは大きなメリットです。
視認性の向上は安全面でも重要です。暗闇の釣り場でのトラブルや事故防止にもつながります。
太刀魚釣りで使うケミホタルの色の種類は?

ケミホタルの色は主に黄緑・赤・青・ピンクの4種類があります。それぞれ海中での見え方やアピール力が異なるため、状況に応じた使い分けが釣果を左右します。各カラーの特徴を順番に見ていきましょう。
黄緑(グリーン)|迷ったらまずこれ。万能カラー
ケミホタルの中で最もスタンダードなカラーです。初心者が最初に選ぶならこれ一択と言い切れます。
黄緑はイカなどの生物発光に近い色味で、太刀魚にとって自然界で馴染みのある光です。違和感なくアピールできるのが強みでしょう。イワシやアジなどの小魚にも集魚効果が高く、ベイトを寄せることで間接的に太刀魚も引き寄せます。
内湾の植物プランクトンが豊富なエリアでは特に透過性が高く、効果を発揮しやすい傾向があります。ウキ釣り・引き釣り・ワインドいずれの釣法でもオールラウンドに使える万能カラーです。
赤|大型(ドラゴンサイズ)を狙いたいときに
赤色の光は海水中で減衰しやすく、遠くまで届きにくいという特性があります。一見デメリットに思えますが、これが逆にメリットになります。
目の良いスレた大型太刀魚(ドラゴンサイズ)にも違和感を与えにくく、警戒されずにバイトを誘えるのです。光が強すぎると針やラインまで見えてしまいますが、赤は光量が控えめなためその心配が少なくなります。
黄緑で反応が薄いときのローテーション先として1本持っておくと便利です。
青|数釣りを楽しみたいときに
青色は海中での透過性が最も高く、遠くの太刀魚にまでアピールが届きやすいカラーです。広範囲にアピールできるため、小〜中型の太刀魚の数釣りに向いています。
ただし光が強い分、目の良い大型太刀魚には警戒されやすく、大物狙いには不向きとされます。回遊する太刀魚を効率よく寄せたいシーンで活躍するカラーです。
ピンク|赤にスレた大型太刀魚へのローテーション
赤色で反応していた大型太刀魚がスレてきたときのローテーション先として効果的なカラーです。
黄緑→赤→ピンクとローテーションすることで釣れやすくなるでしょう。
太刀魚釣りで使うケミホタルのサイズはどれがいい?

太刀魚釣りでよく使われるサイズは主に25mm・37mm・50mm・75mmの4種類です。それぞれの特徴を表にまとめました。
| サイズ | 主な用途 | 発光時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 25mm | ワインド(ケミチューン) | 約2〜3時間 | ・ワームに差し込んで使用 ・ルアーアクションを妨げにくい |
| 37mm | ルアー全般(ワインド・メタルジグ) | 約4時間 | ・ルアー釣りの最もスタンダードなサイズ ・チューブでラインに通して使用 ・軽量で仕掛けへの影響が少ない |
| 50mm | ルアー・引き釣り両対応 | — | ・37mmより光量が強く、広い範囲にアピールしたい場合に |
| 75mm | ウキ釣り・引き釣り(テンヤ) | 約7時間 | ・光量最大で集魚効果を重視するならこのサイズ ・浮力があるためレンジコントロールへの影響に注意 |
迷ったら、ルアー釣りなら37mm、エサ釣り(ウキ釣り・引き釣り)なら75mmを選べば間違いありません。
太刀魚釣りでケミホタルを使う際に気をつけたいポイント

ケミホタルは付ければ必ず釣果が上がるわけではありません。状況によっては逆効果になることもあります。ここでは、ケミホタルの効果を最大限に引き出すために知っておきたい注意点を紹介します。
明るい状況では逆効果になることがある
満月で月明かりが強い夜、澄み潮で海水の透明度が高い日、常夜灯が明るい釣り場。こうした状況では、ケミホタルの光で仕掛けの針やラインまで太刀魚に見えてしまい、警戒されることがあります。
「海の透明度」「月の光量・釣り場の光量」「波の弱さ」の3つが揃う明るい状況では要注意です。ケミホタルをエサ・ルアーから離すか、思い切って外すことで釣果が改善するケースもあります。
ショートバイト(食いが浅い)が多発するときは、ケミホタルの光で太刀魚が警戒しているサインかもしれません。外したらガツンとフッキングするようになったという報告もあります。
エサ・ルアーからの距離を状況に応じて調整する
ケミホタルは「付ければOK」ではありません。エサやルアーからの距離が釣果を大きく左右します。
活性が低いときや視認性が良い海況では、ケミホタルをエサ・ルアーから離しましょう。37mmなら50cm以上、75mmならさらに距離を取ります。近すぎると針やラインが照らされ、太刀魚に警戒されてしまいます。
反対に、活性が高いときや濁り・新月で暗いときは、ケミホタルをエサ・ルアーに近づけます。暗い海中ではしっかり光で存在をアピールした方がバイトは増えます。ただし、どんな状況でも針が見えるほど近すぎるのはNGです。
ケミホタルの光量は時間とともに徐々に弱くなっていきます。光が弱まったと感じたら距離を詰めるか、新しいものに交換することも忘れないでください。
発光時間と交換タイミングを意識する
ケミホタルの発光時間はサイズにより異なります。25mmは約2〜3時間、37mmは約4時間、75mmは約7時間が目安です。
発光時間を過ぎると徐々に光が弱くなり、集魚効果も視認性も低下します。釣果が落ちてきたらまずケミホタルの光量を確認してみてください。弱くなっていたら交換のタイミングです。
1回の釣行で何本使うか事前に計算し、予備を多めに持参しておくと安心です。折り曲げる際は1回で全体が光るよう軽く振りましょう。
太刀魚釣りのケミホタルに関するよくある疑問
ケミホタルについて、初心者がつまずきやすいポイントをQ&A形式でまとめました。「なしでも釣れる?」「100均ので代用できる?」など、気になる疑問を解消していきましょう。
まとめ|太刀魚釣りのケミホタルは色とサイズを使い分けて釣果アップ
太刀魚は光に寄ってくる習性があり、ケミホタルは集魚・視認性向上・仕掛け位置の把握と3つのメリットがある夜釣りの必須アイテムです。
色の基本は黄緑が万能カラーです。大型狙いなら赤、数釣りなら青、ローテーションにピンクと使い分けましょう。サイズはルアー釣りなら37mm、エサ釣り(ウキ釣り・引き釣り)なら75mmが基本です。
エサ・ルアーからの距離は活性と海況に応じて調整してください。明るい状況では離す、暗い状況では近づけるのがセオリーです。発光時間には限りがあるので、光が弱くなったら交換を忘れずに。予備は多めに持参しましょう。
まずは黄緑の37mm(ルアー)or 75mm(エサ釣り)を持って釣り場に出かけてみてください。使い比べて自分の釣り場・釣り方に合うパターンを見つけることが、釣果アップへの近道です。
